
院試の英語対策は何をする?TOEIC・TOEFL・筆記試験別に解説
院試の英語対策は何をする?TOEIC・TOEFL・筆記試験別に解説
院試の英語対策は、大学院ごとに大きく異なります。TOEIC・TOEFLのスコア提出を求める大学院もあれば、独自の英語筆記試験を実施する大学院もあります。どちらに対応するかで対策方法と必要期間が変わるため、志望先の方式を早めに確認することが重要です。この記事では、3つの英語試験形式別に効果的な対策法を解説します。
院試の英語試験は3パターンある
院試の英語はTOEIC、TOEFL、独自筆記試験の3パターンが主流です。志望先の方式を確認することが最初の一歩です。
院試の英語試験は、大きく以下の3つに分けられます。
事前に受験したTOEICスコアを出願時に提出する形式。多くの理系大学院で採用されています。スコア自体が点数として換算される場合と、足切りの基準として使われる場合があります。
難関大学院や国際性を重視する研究科で採用される傾向。アカデミックな英語力が求められるため、TOEICよりも対策難度は高くなります。
もう1つのパターンが独自の英語筆記試験です。専門分野の英語論文の和訳や、英作文、要約などが出題されます。文系・理系を問わず広く採用されています。
TOEIC対策の進め方
TOEICは出題形式が固定されているため、対策しやすい試験です。目標スコアと受験タイミングを意識しましょう。
目標スコアの目安
- 多くの大学院:700点以上が一つの目安
- 難関大学院:800点以上を求められるケースが多い
- 足切り基準:500〜600点程度に設定されている場合もある
効果的な対策法
-
1
公式問題集を解く:本番と同じ形式・難易度の問題に慣れることが最優先です。最低3冊は解きましょう。
-
2
頻出単語を覚える:TOEIC専用の単語帳(金のフレーズなど)を1冊完璧にすると、Part5・Part7の正答率が大きく上がります。
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3
リスニング強化:毎日15〜30分、TOEICのリスニング音源を聴く習慣をつけます。シャドーイングが特に効果的です。
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4
時間配分の練習:本番では2時間で200問を解く必要があります。Part7で時間切れにならないよう、過去問で時間配分を体に叩き込みましょう。
TOEFL iBT対策の進め方
TOEFLはアカデミック英語の総合試験です。Reading・Listening・Speaking・Writingの4技能対策が必要です。
TOEFL iBTは4技能(Reading・Listening・Speaking・Writing)のすべてが課される総合試験です。TOEICと比べて難度が高く、対策期間も長く必要です。
- Reading:学術的な長文を時間内に読み解く練習
- Listening:講義形式の音源を聴き、ノートを取る訓練
- Speaking:与えられたトピックについて即興で話す練習
- Writing:論理的な英文エッセイを書く練習
補足:TOEFL iBTは1回の受験料が約3万円と高額です。受験回数を減らすためにも、十分な準備をしてから受験しましょう。
独自筆記試験の対策法
独自試験では学術論文の和訳や要約が出題されます。専門分野の英語に慣れることが最優先です。
典型的な出題形式
- 和訳問題:専門分野の学術論文を日本語に訳す
- 要約問題:長文を読み、内容を簡潔にまとめる
- 英作文:専門用語を使って英語で説明する
- 穴埋め・選択問題:文法力と語彙力を問う
独自試験の具体的な対策
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1
過去問の出題形式を分析:志望先の過去問を入手し、どんな形式で出題されているかを把握します。
-
2
専門分野の英語論文を読む:週2〜3本のペースで、自分の研究分野に近い論文を読みます。和訳の練習にもなります。
-
3
専門用語の英単語を覚える:分野特有の用語は通常の単語帳には載っていません。論文を読みながら独自の単語帳を作りましょう。
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4
過去問を解いて添削を受ける:研究室の先輩や教員に和訳・英作文を添削してもらうと、表現の精度が上がります。
院試の英語対策でやりがちなNG
英語対策は短期間では伸びにくいです。間違った勉強法に時間を費やさないように注意しましょう。
- 志望先の英語試験形式を確認しないまま勉強を始める
- TOEICが必要な大学院でTOEFLの対策をする(逆も同じ)
- 単語帳だけを繰り返し、長文に触れない
- 学部4年の春に対策を始めて、出願に間に合わなくなる
- 独自試験で専門分野の論文ではなく、一般英語の問題集を使う
まとめ:志望先に合わせた英語対策を
院試の英語対策は志望先の試験形式を確認したうえで、早期に始めることが最も重要です。
院試の英語は短期間で伸びにくいため、学部3年の段階から準備を始めるのが理想です。TOEICが必要なら公式問題集と単語帳、TOEFLなら4技能の総合対策、独自試験なら専門分野の英語論文――それぞれに合った教材を使いましょう。
志望先の試験形式を早めに確認し、必要な対策に集中することで、英語で大きく差をつけることができます。